天神学園高等部の奇怪な面々35
そんな中。
「涛波君、御雷 涛波君はいますか」
白髪、盲目、びっくりするほどいい笑顔。
我らが女帝、生徒会長が歩いてくる。
「ん?」
食事の手を止めて、顔を上げる涛波。
「御雷 涛波は俺ですけど」
「ああ、貴方がそうですか」
しげしげと涛波の顔を見る生徒会長。
いや、見えてはいないのだが。
「どうですか?イリアさん」
「はい」
傍らに立っていたネコミミメイドが、恭しく告げる。
「顔立ちといい声といい、発明馬鹿や吐血博士とよく似ています。間違いはないかと」
「涛波君、御雷 涛波君はいますか」
白髪、盲目、びっくりするほどいい笑顔。
我らが女帝、生徒会長が歩いてくる。
「ん?」
食事の手を止めて、顔を上げる涛波。
「御雷 涛波は俺ですけど」
「ああ、貴方がそうですか」
しげしげと涛波の顔を見る生徒会長。
いや、見えてはいないのだが。
「どうですか?イリアさん」
「はい」
傍らに立っていたネコミミメイドが、恭しく告げる。
「顔立ちといい声といい、発明馬鹿や吐血博士とよく似ています。間違いはないかと」