天神学園高等部の奇怪な面々35
「涛波君」

副会長が涛波の肩に手を置く。

「天神学園生徒会は、有能な人材を随時募集している。その類稀な記憶力と熱いパッションを、学園の為に生かしてはみないか!」

珍しく熱いぞ副会長。

まるで自衛官募集のようなキャッチコピーである。

「ふ、副会長…」

感動したように瞳をウルウルさせる涛波。

副会長の熱い魂に、同じ男として共感を覚えたのか。

「だが断る」

「ぐはぁあぁああぁぁっ?」

副会長吐血。

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