天神学園高等部の奇怪な面々35
頑なに生徒会入りを拒否する涛波。

と。

「フッ…」

クールに冷笑するのはネコミミメイド。

「つまりこういう事ですね…才能がありながら、無能の役立たずのまま凡百な一生徒として学園生活を送ると」

「…何…?」

過剰なまでの挑発に、涛波が反応する。

「イリアさん、言いすぎですよ」

生徒会長が窘めるが。

「いえ月様、ここは言わせて頂きます」

珍しく生徒会長に反論し、ネコミミメイドは前に出た。

< 69 / 146 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop