天神学園高等部の奇怪な面々35
「まさかっ…」

レッドが信じられないといった顔をする。

「リディル…お前、勇者という亭主がいながら、どこぞの精霊と浮気をっ?」

「え゛ぇえぇぇえぇっ?」

思わず絶叫するリディル。

「精霊と浮気した結果、生まれたのがあの妖精のピクシーなんじゃっ?」

「成程、レッド君名推理」

帳、納得すんな。

「リディルッ、それは本当かっ?」

間の悪い事に、この会話が勇者の耳に入ったから、さぁ大変。

「ご、誤解だよフェイッ、私は浮気なんてっ」

「じゃああのピクシーは何だっ?」

「し、知らないよっ、でもっ…」

「でも何だっ?」

「わ、私は…私が愛してるのはフェイだけ…だよっ…?」

「リ、リディル…」

何イチャラブモードに入ってんだお前ら。

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