狼男VS妄想彼女
美奈子「ハぁぁぁぁ??」

はっ?

何??

ドッキリ?

どっかに隠しカメラとこあるのどこどこ?

源「どこにも隠しカメラなんてネェーぞ!」

何言っちゃってんの??

この子は~

またまた~ そんなこと言ったって

私は騙されないんだからね

カメラ~どこだ~

源「だから、ねぇって」

美「・・・。源太のその格好は何?」

源「俺の本当の姿」

えっ?

何?

私もこうなっちゃうの?

父「いい加減説明していいかな?」

ちょと退屈そうにお父さんが言った

美「ちょっとまってよ」

頭の中がゴチャゴチャだ

潔「ごめんな、頭の中ゴチャゴチャだろうけど聞いてくれ」

潔さんの話によると

この学校は人間と違う「動物半分人間半分」の

血が流れてる人が通っているらしい

この学校は代々

狼派とライオン派が頂点の争いをしているらしい

だが、今は狼派の方頂点派がやる気がないらしい

ライオンの方はヤル気あり

潔さんとお父さんと源太は狼派らしい

あと、小さいころに人間たちに傷つけられて人が大勢いるので

この学校に転校してきたからには私は毎日命がけで頑張らないといけないらしい

ん? ちょっとまってよ 命がけってなんだ?

えっ? 私この学校に転校してきたから、これからの毎日命がけってこと??

ハッ?????? 私が来たくて来たわけじゃないのに

まぁ、これは置いておいて

あとは、クラスはみんな一緒らしい、勉強するやつらもいれば

しないやつらもいるらしい

それから、この学校は全生徒に寮で暮らしてもらっているらしい

これから大変なことになるけど頑張れ!

・・・。

・・・。

潔さんから聞いたことをリピートしてみた

美「おかしぃぃだろぉぉぉぉ!!!!!!!!」

源「うるさい」

美「うち、これからどうなっちゃうの?」

源「死ぬか、生きるか どっちかだよ?」

じゃ、今すぐ帰る!

源「かえらせねぇよ?」

源太はいつもより低い声を出した

私は身震いをした

美「やだ!」

源「姉貴のことは俺が守ってやる。クラスは女子と男子分かれてるクラスと特別教室が3つある」

美「何で三つ?」

源「これから、説明するから・・・。

狼派男子クラス、女子クラス、ライオン派男子クラス、女子クラス、

特別教室は狼派選ばれた人たちだけ、ライオン派選ばれた人たちだけ

もうひとつの特別教室は、俺と姉貴二人だけのクラスだ」

よかった~

安心した。 源太も一緒なら大丈夫

源「ホッとしてる顔だな?」

ふと、源太が笑った

私はその笑った源太の顔をガシッと手で挟んだ

源太はびっくりしている

源「何?」

美「何その笑顔!? その笑顔で何人の女子を落としてきたの?」

源太は顔が赤くなりだした

源「ハぁぁ? 誰も落としてねぇよ」

源太は美奈子の手を振り払ってそっぽを向いてしまった

美奈子はその間

美「その笑顔で10人、いや20人 いやいや・・・。」

源太が落としているであろう女子の人数を考え出した

源「そんなこと言ってると、守ってやんねぇーかんな!」

美「嘘っ!? ごめん! 許して」

源はまた顔が赤くなった

美「げ~ん?」

美奈子は源太の顔をのぞいた

けれど、美奈子は真っ暗しか見えない

源太が手で美奈子の目を隠したからだ

美「ちょっと、源! 離してよ」

源「今は俺の顔見るな!」

美「なんでよ?」

源「ダッセ顔してっからだよ!」

源太がしている顔でダサい顔何か一つもないと思うよ

だって、源太はすごくお母さんの顔に似ているから

言おうと思ったけど、守ってもらえなくなると困るので

言わない事にした。
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