赤い月 弍
伝達と準備に、僧が駆け出していく。
よろしくねー、とひらひら手を振った景時は、倒したバイクを引き起こした。
「うさぎも乗ってくでショ?
急いで飛んでも結界できてな
ぉぅわっっ??!!///」
うさぎの顔が、不意に至近距離に現れた。
コレ、ちょっと口を尖らせたらチューできちゃいますYO!
慌てふためき、バイクから手を離しそうになるが、なんとか持ちこたえる。
「ちょ…
だから、急に近いと心臓が…
って、ハイ、飲み込みマス。
なんなの?」
「そなた…」
うさぎの赤い瞳が興味深そうに瞬いた。
「いつも緩みきった顔をしておるので気づけなかったが…
先程のようにしておると、良い男なのじゃな。」
「////??!!
クァwセdrftgyフジコ??!!」
「…なんと?」