抱きしめたその後は・・・【おまけ完】
「待っていたい気分で・・・

ダメでした?」

そう言って拓哉を見上げると、

拓哉は優しく笑った。

・・・

「ダメなんかじゃない・・・

むしろ嬉しい・・・」

そう言った拓哉は、

私を抱き上げ、

お姫様抱っこ。

・・・

思いがけない行動に、

反射的に、

顔が赤くなる。

・・・

「…拓哉?」


「今すぐ、お前を抱きたいんだが、

シャワーぐらい浴びた方がいい?」

・・・

私は、

さらに赤くなった顔を隠すように、

拓哉の肩に、顔を埋めた。

「・・・そのままで、イイです」

小さな声で呟いた。
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