抱きしめたその後は・・・【おまけ完】
11時まで、

散々スパルタ教育を受けた私は、

ため息をつきながら、

秘書室へ向かう・・・


「お疲れ様でした。

今度は秘書の仕事を、

覚えてもらいますよ」


「・・・はい」


「あ、申し遅れました。

私、社長秘書の、神田隆平

(かんだりゅうへい)といいます。

前は、大変な無礼お許しください。

社長の言葉は絶対なものですから」


そう言って私に頭を下げた神田。


斎藤とは違って、紳士的な感じの人だ。


「全く分からないので、

1から順にお願いします」

神田に好感を持った私は、

深々と頭を下げた。


「では、始めましょうか」


「はい」
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