抱きしめたその後は・・・【おまけ完】
「今回、帰ることは伝えてなかったので、

楓の反応が楽しみですよ」

そう言って微笑んだ馮河。

・・・

少し、3人で会話をしたが、

今この車の中に、

楓がいることを、

馮河は一言も言わなかった。

・・・

「私はもう行くよ。

人を待たせてるんでね。

馮河、明日は会社に来いよ」


「もちろんですよ。

明日は必ず行きます」

・・・

進藤社長が行って、

オレも馮河もため息をついた。

・・・

「ま、そういう事だ。

楓の兄の、進藤馮河31歳。

来月から進藤建設の社長に就任するから、

仕事の方でもごひいきに・・・

さて、このお姫様を、

家に送り届けないとな。

宮本さんは、ここまでどうやってきた?」
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