抱きしめたその後は・・・【おまけ完】
「楽しくなんかありません」

最上級にムスッとした私。

神田は笑い、斎藤は知らん顔。

・・・

拓哉は小首をかしげたが、

まぁ、いいか、とため息をついた。

「食堂行くぞ」

「え?」

私の返事を待たずに、

腕を引っ張り歩き出す拓哉。

「社長が、食堂ですか?」

斎藤はかなり驚いてる様子。


「たまにはいいだろ?」

「たまにって、初めてじゃないですか?」

「ん~・・そうかな」

「楓様が、

女子社員の標的にされますよ」


「楓に何かあれば、

即刻クビにしてやる」


「・・・」

斎藤の言葉を

気にしてない様子の拓哉が、

私を食堂に連れて行く。
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