抱きしめたその後は・・・【おまけ完】
「そんなにいいなら、

自分の武器使いなさいよ!

私は、私は・・・」


「な、何よ?」


「こんな男に、

処女はあげないんだから!」


・・・

食堂の中は、

シ~ンと、静まり返った。

・・・

腹が立ち過ぎた私は、

ご飯なんてどうでもよかった。

・・・

とにかくここで、

涙を流すまいと、

早足で、食堂を出た。

・・・

私のあとを、

拓哉が追いかけてきた。

・・・

私に追いついた拓哉は、

食堂近くの空き部屋に、

私を連れ込んだ。
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