抱きしめたその後は・・・【おまけ完】
そう言った圭子は、

くるりと向きを変え、

玄関を出ていった。

・・・

「待ってください!」

私が後を追いかけようと外に出たら、

・・・

車が一台割り込んできて、

それを遮ってしまった。

・・・

「楓!」

・・・

その車から下りてきたのは、

「・・拓哉」

私を見るなり、

拓哉は私を抱きしめた。

・・・

しかし、今は、

圭子が・・・

行った方を見た時には、

圭子の姿は、もう、

どこにもなくなっていた。

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