抱きしめたその後は・・・【おまけ完】
「楓・・」

オレは優しく、

楓の肩を抱き寄せた。

・・・

「なんですか?」

オレを見つめる楓。

・・・

「何も心配するな。

いつも俺が傍にいる」

・・・

オレの言葉に、

少し安心したのか、

柔らかな笑みを浮かべた。

・・・

・・・

式場や、披露宴会場の最終確認。

・・・

担当者や司会者との最終打ち合わせ。

・・・

それがすべて

滞りなく終わろうとしていた。

・・・

突然、

鳴り響いた楓の携帯。

「あ、ごめんなさい・・・

マナーモードにしてなかった」
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