抱きしめたその後は・・・【おまけ完】
・・・

体中の力が抜けて、

拓哉の抱きとめられた。


「よかった?」

「・・・」

恥ずかしさのあまり、

顔をそむけた。


拓哉はそんな私を見て、

嬉しそうに微笑み、

ギュ~ッと抱きしめた。


・・・

「なんでこんなことばっかり・・」

やっとの事で口にした言葉。


「許婚と言っただろ?」

平然と答える拓哉。


「・・・いつなった?」

顔はそむけたまま、

聞き返せば、


「オレが、そうだって決めた。

楓に拒否権はない」

と、俺様発言。

・・・

やっと、いつも通りになった私は。
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