抱きしめたその後は・・・【おまけ完】
「楓を傷つけられないように。

貧乏のふりをして・・・

楓が一人前になったら、

すべてを打ち明けるつもりだった。

それが、こんな形で

知ることになって…」


・・・

楓は黙って聞いていた。

・・・


「本当に愛されてると思う。

だから、この会社に入れば、

私の傍に置けば、楓を守ってやれる

だから、この会社に入れ、

お前を秘書室に置いた。

オレはずっと楓を知ってた。

可愛いお前が大好きだった。

やっと手に入れたのに・・・

こんな事で、辞めるなんて・・・

オレの前から姿を消そうだなんて、

絶対に考えるなよ」



・・・

この言葉を聞いてか、

楓はオレにしがみついた。
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