跪いて、Kiss -episode 0-
◇決定!?あたしの王子様
「よしっ!よしきたっ!!俺っち王様ー!!きーんーぐー!!」
「えー!!あたし王様したかったのにー」
「うわぁ…亮輔かよ」
「うわぁ…」
「亮輔くんかぁ…」
「………イカサマ」
「そーだ!そーだ!イカサマだー!!」
「オイ!ソコ!桃花ちゃんはいいとして、冬馬!!俺はイカサマなんてしてねー!!」
「ハッ。どーだかな」
「伊都ー!!」
相変わらずキャッキャとはしゃぐ親友達に、それぞれ似たような反応を見せる男の子達。あたしはといえば、もちろん相変わらずのローテンション。
とりあえず……うん。王様じゃなくてよかった。って、王様じゃなくちゃ危険じゃん!!
ホッと胸を撫で下ろしたのも束の間、4なんて不吉な番号が書かれた割り箸をギュッと握り締めたあたしは、オロオロしながら意味もなくキョロキョロと部屋中を見回した。
「えー!!あたし王様したかったのにー」
「うわぁ…亮輔かよ」
「うわぁ…」
「亮輔くんかぁ…」
「………イカサマ」
「そーだ!そーだ!イカサマだー!!」
「オイ!ソコ!桃花ちゃんはいいとして、冬馬!!俺はイカサマなんてしてねー!!」
「ハッ。どーだかな」
「伊都ー!!」
相変わらずキャッキャとはしゃぐ親友達に、それぞれ似たような反応を見せる男の子達。あたしはといえば、もちろん相変わらずのローテンション。
とりあえず……うん。王様じゃなくてよかった。って、王様じゃなくちゃ危険じゃん!!
ホッと胸を撫で下ろしたのも束の間、4なんて不吉な番号が書かれた割り箸をギュッと握り締めたあたしは、オロオロしながら意味もなくキョロキョロと部屋中を見回した。