跪いて、Kiss -episode 0-
「ねーねー、アドだけでいいからさぁー!」



「ちょっ!玲美(レミ)ちゃん!?」



「いや、マジ俺好み!」



「じゃ、付き合っちゃおうか?」



「マジで!?」



「えー!じゃあモモ、無理な感じ?」



「あぁ。残念ながらモモじゃ無理な感じだな」



でも、目の前の親友達は男の子達を気に入ったのか、各々お目当ての人をがっちりホールド。



あたしはといえば、そんな親友達を横目に一人寂しくすっかり冷めたポテトを口に放り込みながら氷が溶けて薄くなったアイスティーを飲み続けてる。

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