アイドルたちの裏の顔!!?
何も言わずに翔太くんの後を追って家を出る奏くんと千尋くん。
「大丈夫?」
雪斗くんは座り混んでいる私に手を伸ばす。
でも....
「やっ...。」
その手を弱々しく払い退ける私。
「美紀。」
「あっ....。」
私を見つめるのはあの人ではない。
私を押し倒したのはあの人ではない。
押し倒したのは翔太くん。
私を見つめるのは....
「ごっごめん。ごめん、雪斗くん。」
心配そうに、そして辛そうに私を見つめるのは雪斗くん。
あぁ、私はなんてひどいことをしたのだろう。
雪斗くんを傷つけた。
「いいよ。じゃ、行くね。」
雪斗くんはそう言うと家を出てしまった。