アイドルたちの裏の顔!!?
「イエーイ♪」
マイクを片手に楽しそうに歌うのは舞花。
「よっ!!我らが歌姫!!ま・い・か!!」
そんな舞花に声をかける私。
あ〜楽しい!!
やっぱこれだね!!
「さ〜き!!楽しんでる?」
私は上機嫌なままケータイをいじる咲に声をかける。
そんな私を見て咲は....
「楽しんでるよ。美紀も楽しんでる?」
と質問。
も〜咲ったら!!
見ればわかるじゃん?
「うん!!楽しんで....」
「その笑顔。無理して笑わないで。周りを騙せてもアタシは騙されない。」
私の台詞を遮る咲。
「な〜に言ってるの〜。楽しんでるって。」
私は表情一つ変えずに咲に笑い続ける。
「まっ、そうやってはぐらかすと思ってたけど。ここではそんな笑顔作らないで。何のために三人で来たと思ってんの?」
「....。」
私は笑顔を崩さない。
咲は私のことを考えてくれていたんだ。
「ありがとう、咲。」
いい友達を持ったな、私。