アイドルたちの裏の顔!!?
寂しくて翔太くんの手を強く握る。
何やってんだろ。
翔太くんを落ち着かせるために手を握ってたのに。
私のために手を握ってる。
「もういいですよ。でも....」
翔太くんは少し間をあけてこう言った。
「僕は帰りません。やりたいことが出来ました。居場所が出来ました。」
私を見つめて微笑む翔太くん。
一緒にいてくれるの?
私はただ翔太くんを見つめる。
「言いたいことはそれだけです。では。」
翔太くんはそう言って立つと私に手を差し伸べる。
「帰ろう?僕たちの家へ。」
「うん!!」
私はその手をとった。