アイドルたちの裏の顔!!?
「私は嫌よ。」
「俺も無理だ。」
扉の向こうから聞こえるのは親戚の叔父さんや叔母さんの声。
俺が家を出たあとお父さんとお母さんと流は剣道の試合へ行った。
そしてその帰りに事故にあって死んでしまった。
親戚のみんなは誰も俺を引き取ろうとしなかった。
「いっそ一緒に死んでくれればよかったのに。昔のように剣道で全国制覇とかしてたらなぁ〜。」
誰かがそう言ってた。
誰も俺なんか見ていない。
あんなに努力したのにそれすら見てもらえなかった。
剣道がない俺なんてみんな要らないんだ。
お母さんとお父さんが俺に向ける瞳。
流に向ける瞳。