アイドルたちの裏の顔!!?
「だって汚....散らかってるからさ。それに普段はできないでしょ?」
恐る恐る解答する私。
「....そっか。んじゃ、よろしく。」
笑った。
奏くんは一瞬だけだけど笑ってくれた。
かっかっこいい!!
心臓がうるさい。
破裂寸前!!
「ところで美紀、俺になんか用事があるよう見えてたんだけど?」
なんかないの?と言いながらベッドに座る奏くん。
で、横をポンポン。
横に座れってことかな?
「失礼しま〜す。」
私はそう言いながら奏くんの横に腰を下ろす。
そして本題を喋り出す。
「あのですね、これを渡しにきたのですよ。吉佳さんからです。」
「吉佳さんから?」
首をかしげながら私から紙袋を受け取る奏くん。
で、その中身をベッドの上にばらまく。
「そっ奏くん!!?」
ワイルドすぎる!!
中身の確かめ方がワイルドすぎる!!
ベッドの上に広がるのは3枚の手紙と『育児日記』と書かれた一冊のノート。
「これ...。」
奏くんはなんとも言えない表情でそれらを見つめる。
そして手紙やノートを一個づつ読み始めた。