Diva~見失った瞬間から~
《ガチャ…》
「あ、来た来た。おはよー。」
「遅いっつーの。」
「今日は部活だっけか?」
ドアを開けた先には、
3人の年の近そうな男女が居た。
「部活だっつの。昨日言ったろ。」
どうやら3人は、葉月君の友達らしい。
ツカツカと中に入っていく葉月君。
いつの間にか私の腕は放されていて。
…………私も入るの?
「…………ん?
え、テンが女の子連れてきた!?」
私を指差し、声を上げたのは…
とんでもない程顔の整った美女だった。
……………時鶴と並べる位…綺麗。
時鶴は可愛い感じだけど…
この子は綺麗で、美人な感じ。
同じ女の私でも、見惚れてしまう程に。
「コラ、シン。人に指差すな。
えっと…おいテン!この子どうした?」
「コウー、うるせー。
俺はさっさと帰りてぇー!」
…この部屋には美形しか居ないらしい。
「ね、こっちおいでよ!!」
美女に呼ばれた。