Diva~見失った瞬間から~

♯動揺♯


「着いた。ここ。」

葉月君がその長い脚を止めたのは、

駅前から歩いて約10分程経った頃だった。


「ここが葉月君の所属事務所?」


「まぁ。」

目の前に建っている建物は

定期的に整備されているんだろう、

目立つ汚れは無くて、

綺麗な建物だった。


………何だろう、嫌な予感。

私の勘は当たらないから大丈夫だよね。


「入るよ?」


「うん。」

葉月君と、中に入った。





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