Diva~見失った瞬間から~

《コツッコツッ》

静かで、

見る限り人が居ない事務所の中では

私と葉月君の足音がやけに響いた。


やっぱり、ローファーって足音煩い。

普通にスニーカーで登下校したい。


《ガチャッ》

葉月君が立ち止まり、

目の前にあったドアを開けた。


「あ、テンやっと来た。」

開けた直後に西谷さんの声が聞こえた。


「え、奏乃も居るの!?」

その後に、真川さんの声も聞こえた。




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