Diva~見失った瞬間から~

「……幸せ…だ、ょ……。」

声ちっさ!

我ながら私、声ちっさ!


「ふふっ(*´∀`*)。ありがとう。」

嬉しそうに、首を傾けながら微笑む鈴。


くっそう、可愛いぞコイツ。

そうゆう顔は彼氏にしろっ!


「じゃあ、今日も録音頑張ろ!"ケイ"!!」


「………分かってるよ、"エル"。」

私達は立ち上がり、スタジオに向かう。


鈴が何でこの時突然、

こんな質問をしたのか。

一瞬の哀しげな表情は

一体何を意味していたのか。


それを知るのは、1年も後だった。




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