Diva~見失った瞬間から~

掃除機をかけたり、

楽器の手入れをしたり。

機械の手入れをしたり、

CDの整理をしたり。


最後には、1番大きなグランドピアノを

手入れとゆうか…綺麗にしていた。

その途中。


《ポーー…ン……》


「……あ。」

ピアノの鍵盤に指を降ろしてしまった。


『カナ!新曲出来た!?』

一瞬の間目の前に現れるのは、

何度も見た"彼女"の幻。


やっぱり、掃除しない方が良かった。

この部屋には、

"彼女"との思い出が多すぎる。


『あ、この曲好き!』


『私今回ギターねっ!』


「………っ…。」

駄目だ。ここに居たら。





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