Diva~見失った瞬間から~
第5章
♯不調♯
「…………。」
ったく。何で朝って毎日来るの。
月曜日の朝っぱらから
朝と言うものに嫌悪感を抱きながら
私は携帯のディスプレイを見る。
「………10時10分。」
うわ、私って凄い。ぴったりだ。
って、あれ。今日って、月曜日。
祝日でもないし振り替え休日でもない。
完璧に、滅茶苦茶普通の平日。
で、私は一応、女子高生。
「…………完っ璧、遅刻…。」
寝過ぎだよ、私。