Diva~見失った瞬間から~

「………ないない。それはない。」

あの2人は他人。

てゆうか会ったことも無いハズ。


「………はー……。」

正直言うと…今の自分が怖く感じる。


今まで私は、"箱"が再び開くことは、

夢にも思わなかったから。

もし、"箱"が開いてしまったら…

私はどうなってしまうのだろう…って。


自分で封印したくせに、自分で

制御出来る自信が無くなってきた。

………今さらながら。


でも、鈴の悲しい顔だけは見たくない。

そう思うから。


私は頑張らなくちゃいけない。

"箱"を決して開けないように。

私が…頑張れば、良いの。



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