Diva~見失った瞬間から~
第6章
♯意志♯
「かーなのっ♪」
「うゎっ…。」
後ろからギュッと抱き付かれた。
後ろを向いて確認するまでもない。
「時鶴。どうしたの?」
私に迷いなく抱き付くなんて、
時鶴くらいだ。
「奏乃っ♪
今日こそ駅前のカフェ行こうよ!」
「カフェ…?」
今日こそって…ん( - _・)?
「奏乃にずっと前に却下されたのっ!!
今日は絶対に行くんだからっ!」
あぁー…そう言えば…
そんなこともあったなぁ…。
時鶴、まだ覚えてたのか。
「良いよ。行こう?」
私は時鶴に微笑んで、返事を返す。
「ホント!?やったぁ♪ヽ(´▽`)/」
時鶴…やっぱ可愛い。