Diva~見失った瞬間から~
「じゃー授業始めまーす。」
私はその頃まで名門の
私立の小学校に通っていて、
その知らせが来たのは3時間目が
始まろうとしている時だった。
「うわぁ、次理科だよぉ。奏乃ぉ。」
時鶴とは
小学校1年の時から一緒だった。
「時間割はどうしようも無いって。」
《ガラッ!》
「相澤さんっ!居ますかっ!?」
いつも優雅に振る舞っている
女の先生が、息を切らして
私を教室まで呼びに来たのだ。
何だろうと思って
先生が呼ぶ廊下に出た。
「急いで!先生と病院に行きましょう!」
は?何で。
私、どこも悪くないんですけど。
「あなたのご両親が事故に遭ったって!」
「………え?」
どう言う意味。