Diva~見失った瞬間から~
時鶴は…リビングかな。
私はリビングに向かった。
リビングに着くと、
テレビの前に置かれているソファには
案の定、時鶴の後ろ姿が見えた。
微かに、カチカチと
ケータイのキーを押す音が聞こえる。
時鶴、ケータイはテンキーが無いと
ダメらしい。だから未だにガラ系。
私はスマホだけど。
「時鶴。」
「はぅあっ(@ ̄□ ̄@;)!!」
………そこまで驚く呼び方だったかな。
「あ、奏乃!!着替え終わったの?
可愛いっ!」
時鶴に言われてもなぁ。
「あれ、でもさぁ。眼鏡は微妙…。」
「………やっぱり?」
だよねぇ。
制服には違和感無いんだけど…。
この私服だと若干違和感。
「コンタクトにしなよー!
奏乃可愛いんだからさぁー(^o^)。」
だから時鶴に言われてもなぁ…。
「あっ!
何ならあたしがお化粧もしたげる!!!」
「結構です。
コンタクトにすれば良いんでしょ。」
化粧は御免である。
「むぅ…(# ̄З ̄)。」
コンタクト…どこに置いたっけか。