Diva~見失った瞬間から~
♯場所♯
相澤奏乃。16歳。現役女子高生。
今、スタジオに居ます。
「だぁー!何で分かんないかなぁー!!」
「少なくともお前よりは理解してるし。」
「はぁ!?何それ!」
「事実だろうが。」
因みに今日はスタジオBである。
まぁ、いつものように私と葉月君、
翡翠君もここに居るんだけど。
そんな私達3人を気にすることなく
優杏と碧眞君は口喧嘩中。
「良いじゃん別に!これでもさぁ!」
「これでも、
っつってる時点で駄目だろーが。」
何故に
彼らが揉めているのかと言いますと。
「何で!?絶対ここはこれでしょう!?」
「何が絶対なんだか。
さっきはこれでもっつってたくせに?」
「こんの屁理屈ヤロー!」
「俺は理屈が通ってるだけだけど。」
駄目だ、
彼らの言い合いから原因が出てこない。
えっと、何故かと言うと。
来月?だったかな。
Canzoneがライブやるらしく。
それのステージの
デザインだかレイアウトだか
とにかく意見が合わないらしい。
かれこれ10分はこの調子で。
「奏乃ごめんなー。
折角来てくれてんのに、
いつも煩くてさー。」
「え、ううん。
賑やかで良いんじゃないかな。」
ビックリした。
今普通に話し掛けてきた翡翠君。
先週に、
なんと7股掛けていることが判明。
言い感じのお兄さんだと思ってたのに…
かなり残念な気持ちになった。
本人曰く「皆可愛いじゃん?」らしい。
意味不明だったけど。