Diva~見失った瞬間から~
「………。」
もうコレ、毎年の恒例だな。
ちなみに去年は時計をあげたんだっけ。
あの高いヤツ。
お小遣い貯めて頑張ってたな。
「……アクセサリー…とか。」
うん。これが1番無難ってゆうか。
1番手っ取り早い答えかなぁ。
「アクセサリー…。ブレスレットとか?」
「あ、いや。去年時計あげたから、
今年はネックレスとか……
の方が良くない?」
手首ジャラジャラになっちゃうし。
「うーん…(´-ω-`)。」
ホッとした。
何とか泣き止んだわ。焦った。
「よしっ!!じゃあアクセサリーショップ!!
アクセサリーショップ行こうっ!」
決断早っ。まぁ良いけどさ。
「ぅわっ。」
時鶴は私の腕をグイグイと引っ張る。
「行こう行こうっ!」
ちょちょちょ…危ないって。
そんなに急いだら…。
《ドンッ》
「ゎぷっ。」
あ、やっぱぶつかった。