Diva~見失った瞬間から~
「か、か、奏乃ぉーっ!!」
「うわぁっ!」
いつもより一層
勢いよく飛び付いてきた。
時鶴に匹敵する程の勢いだよ。
「奏乃、お疲れ。」
「碧真君。」
「…。」
(↑優杏)
「…。」
(↑翡翠)
「…。」
(↑碧真)
「え…っと?何で私呼ばれたの?」
てゆうかここ…空気重くない?
「ライブ前…だけど…。
私がここに居て大丈夫なの?」
「………奏乃、それなんだけど。」
翡翠君が気まずそうに私の名を呼ぶ。
「奏乃、…こっち。」
優杏が抱き付いていた体勢から離れて、
私の翡翠君から離れた手を引いた。
引かれた先に居たのは。
「葉月君。どうしたの?」
椅子に座ってる葉月君だった。
「で、優杏。葉月君がどうしたの?」
「…。」
え、何。話が読めない。