Diva~見失った瞬間から~

「か、か、奏乃ぉーっ!!」


「うわぁっ!」

いつもより一層

勢いよく飛び付いてきた。

時鶴に匹敵する程の勢いだよ。


「奏乃、お疲れ。」


「碧真君。」


「…。」

(↑優杏)


「…。」

(↑翡翠)


「…。」

(↑碧真)


「え…っと?何で私呼ばれたの?」

てゆうかここ…空気重くない?


「ライブ前…だけど…。

私がここに居て大丈夫なの?」


「………奏乃、それなんだけど。」

翡翠君が気まずそうに私の名を呼ぶ。


「奏乃、…こっち。」

優杏が抱き付いていた体勢から離れて、

私の翡翠君から離れた手を引いた。


引かれた先に居たのは。


「葉月君。どうしたの?」

椅子に座ってる葉月君だった。


「で、優杏。葉月君がどうしたの?」


「…。」

え、何。話が読めない。



< 302 / 500 >

この作品をシェア

pagetop