Diva~見失った瞬間から~
葉月君はだんまり。
マジでどうしたの。
「あの…ね、
テン…声出ないらしくて…(汗)。」
「あ、へー…。」
「…。」
(↑優杏)
「…。」
(↑葉月)
「…。」
(↑碧真)
「…。」
(↑翡翠)
「えぇっ!?」
沈黙長っ。じゃない!!
「葉月君が声出ない!?」
な…、はぁっ!?
「あいや、その……
全然出ないわけじゃ無いんだ…けど。」
優杏がチラッと葉月君を見た。
「……、………。」
「え?」
何か聞こえた。葉月君の方から。
「………、………。」
え?え?何?たまに聞こえる…けど。
聞き取れないし…それより…。
「葉月君……、凄い声…(汗)。」
いつもの甘くて低い声ではなくて…
凄い息声。
ここまで来るとハスキー通り越して
声になってない気さえするよ(ーー;)。
「ら、ライブ…大丈夫なの…?」