Diva~見失った瞬間から~

今日…歌えたのはきっと、皆のお蔭。


鈴のお蔭。

時鶴のお蔭。

優杏のお蔭。

碧真君のお蔭。

翡翠君のお蔭。

柚唯君のお蔭。


そして、葉月君のお蔭。


私がどんなに拒絶しても、

私がどんなに無視しても。


葉月君は

私と音楽を引き合わせようとした。


時折見せるその優しさや、温もりは、

鈴のソレと重なるモノが有って、

私は断ることが出来なくなっていった。


最近ね、思うんだ。

私と葉月君を引き合わせてくれたのは、

鈴なんじゃないかなって。


うん。そんなワケないって分かるよ。

でも、

そう思わずにはいられないんだよ。





< 324 / 500 >

この作品をシェア

pagetop