Diva~見失った瞬間から~
「…葉月君は…、何か、安心して…。」
「うん。」
「温かくて…。」
「うん。」
「鈴と…何か似てる。」
私は、思ったまま言葉にした。
「天瀬君と一緒に居る時は…
鈴と一緒に居る時と、おんなじなの?」
同じ?良く分かんない…。
安心感と、温もりはホントに似てる。
けど、葉月君の場合は、何か違うモノも
入り混じってるって言うか…。
落ち着かない時が有る。
けど、葉月君に頭を撫でられたりすると
自分でもビックリするくらい落ち着く。
そう考えてみると…。
「ちょっと、違う…か、な。」
うん。違う。
「じゃあ、天瀬君と鈴で…
どんな違いがある?」
「……ずっと、
落ち着いてられないことかな。
葉月君の場合…。」
「……そっかぁー。」
時鶴の質問が、終わったらしい。
「奏乃…天瀬君のこと好きなんだぁー。」
……。
「…………………………………は?」