Diva~見失った瞬間から~
♯包容♯
「今日で葉月もう18だなー。」
「蒼空君…言い方が年寄り臭い。」
時鶴はたまに辛口発言だよね。
私達4人は、リビングにて
誕生会用に準備したご馳走を
食べながらお喋りしております。
「蒼空も18だろ。」
葉月君が少しぶっきらぼうに言う。
「俺らもう車の免許取れるんだよなー。
葉月、免許いつ頃取る?」
「暇になったら。」
蒼空君と葉月君の会話って
こんな感じなんだ。
なんか和む(。-∀-)。
「蒼空君はいつ頃取るのー?」
時鶴が蒼空君の隣で微笑みながら聞く。
「俺はー…
春休みぐらいに取りたいな。」
「運転する蒼空君とか…
や、ヤバい…っ。」
オイコラ、時鶴。
顔を赤くするな。怪しいでしょうが。
「時鶴って、
ホントに蒼空君大好きだよね。」
「え、ちょっと奏乃!急に何!?」
「いや、思ったことを言っただけ。」
「うわ、嬉しー。」
「…俺の誕生日なんだけど。」
笑顔で過ごす時間。
友達と笑い合うことの楽しさを、
私は思い出せた気がする。