Diva~見失った瞬間から~
「……んー…。」
時鶴の返事(?)は曖昧なモノだ。
「時鶴?」
私も時鶴の顔を除き込む。
「「……。」」
(↑奏乃と蒼空)
「やっぱ寝てるな。」
葉月君の声が響いた。
葉月君の予言通り、
時鶴は蒼空君の腕の中で熟睡。
「………時鶴…。」
あぁ…
蒼空君の表情が何とも言えない…(汗)。
「蒼空君…大丈夫?」
何だか気の毒に感じてきた(汗)。
「大丈夫…。
俺…時鶴家に送って帰るよ。」
「え、時鶴なら
ここに置いてって大丈夫だよ。
空いてる部屋なら有るし。」
そんなことしたら
蒼空君が大変じゃないか。
「時鶴ん家近いから平気だって。
んじゃぁ、俺は帰るから。」
「…そう…。」
ホントに良い人だな、蒼空君。