Diva~見失った瞬間から~
♯幸福♯
「きりーつ。」
《ガタガタッ》
「さよーならー。」
「「「「「さよーならー。」」」」」
「おー。またなー。」
教室に担任の気の抜けた声が響く。
帰りの挨拶を終えると直ぐに
教室はガヤガヤと騒ぎ始める。
冬休みなのに、何故か学校に居る私。
まぁ、単に冬期課外なだけだけど。
因みに時鶴は仕事です。
「明日何するのー?」
「あたし、彼氏とデートだよ♪」
「嘘ぉっ!?
じゃああたし1人じゃん…(泣)。」
世間はすっかりクリスマスモード。
外に出ればサンタクロースの格好した
可哀想な(?)おじさん達が居る。
…今日これからどうしようかな…。
この後は、何も予定が無く暇である。
鞄に自分の学習用具を入れながら
私はこの後の予定を立てる。
冬期休業の課題をやってー…
夕飯までの時間はー…。
《~♪~♪》
「ん?」
私の携帯が鳴った。