Diva~見失った瞬間から~
♯再起♯
《カランカラン》
「いらっしゃいませー。」
中に入ると、シャンプーの香りがする。
今日は12月24日。
ただ今の時刻は正午くらい。
「お客様、こちらの席にどうぞ。」
私は今居るのは、美容室だった。
店員さんに導かれ、私は椅子に座る。
「どのようになさいますか?」
店員さんは、まだ若くて、
お姉さんって感じの人だった。
「えっと、肩に付かない位まで
前を少し長めで切って欲しいんです。」
「肩より上ですか?
かなり切ることになりますが…。」
「大丈夫です。お願いします。」
「かしこまりました。
ではまずこちらにどうぞ。」
私、今日。髪を切ります。