Diva~見失った瞬間から~
12月の外は昼間でも寒い。
今まで髪の毛が覆っていた首元は、
今さっき髪を切ったことによって
剥き出しだ。
「………さぶっ。」
私は急いでマフラーを
ぐるぐると首に巻き付ける。
今、大体12時半くらい。
あと6時間半。
「…………お腹空いた。」
とりあえず空腹をこのどうにかしたい。
時鶴って今日も仕事だったかな。
メールで「誕生日おめでとう!」とは
送ってきてくれたけど。
まぁ、無かったとしても
蒼空君とイチャついてるか。
《~♪~♪》
私の携帯が鳴った。