Diva~見失った瞬間から~
《キーンコーンカーンコーン》
「あ、ヤバい!!SHR始まっちゃう!
じゃあ奏乃!またね?」
「うん。」
私に笑顔を向けながら、
軽く手を降る時鶴。
……ホラホラ。
さっき言った数名の男子が
時鶴を目で追っている。
こりゃ今日の昼休みも来るな。
時鶴は真ん中の列の前から2番目。
私は窓際の列の1番後ろ。
結構離れていると思う。
《ガラッ》
「おっし。SHR始めるぞー。」
担任がいつものように入ってきた。
今日の学校の始まり。