Diva~見失った瞬間から~
♯豹変♯【side時鶴】
「奏乃ーっ♪」
奏乃の名前を呼びながら
廊下を走るあたし、牧原時鶴17歳!
職業は女子高生とモデルをやってます!
モデルはこの間読者モデルから
専属モデルに昇格致しました!
わーい(^o^)!
「時鶴。走ったら危ないよ。」
あたしの心配をしてくれるこの子は、
あたしの幼馴染み兼親友の奏乃!
今は眼鏡掛けてるけど、
眼鏡取るとめっちゃ美人なのです!
去年のクリスマスに
腰まであった長い髪を切って、
今はセミロングくらい。
髪サラサラー♪
「時鶴。今日は仕事無いの?」
「無いよー!奏乃は?」
「私も無いよー。」
奏乃は歌手をやっています!
今となっては大人気のバンドグループ、
カンツォーネ(英語で書けない)の
天才ボーカルなの!
(※"Canzone"はイタリア語です。)
「時鶴、今日数学小テストあるよ。
大丈夫?」
「え゙っΣ(-∀-;)。」
ききき、聞いてない!
「流石に3年にもなると
こう言うの多いよね。」
奏乃は至って冷静らしい。
「奏乃は勉強出来るから良いじゃん!
あたしは!?あたしはどうなっちゃうの!?」
大ピンチ!
あたしの成績ははっきり言うと悪い。
順位、下から数えた方が早いよ(汗)。
「小テストなんてどうってことないよ。
定期考査とか模試とかで
点数とれば平気だよ。」
「奏乃ー( ;∀;)。」
それは奏乃が
頭が良いからだと思います。