Diva~見失った瞬間から~
「あなた達に何が分かるの?」
「「「…は?」」」
急に口を開いたあたしに
3人は少し驚いていた。
「そういう考えしか出来ないってことは
そういう付き合いしか
してこなかったんだね。
あなた達、とても可哀想。」
「な…っ!」
3人は一気に顔を真っ赤にする。
「顔、真っ赤だよ。図星なんだね。
ホントに、あなた達可哀想。」
「ふざけんな…!」
"可哀想"というあたしの言葉に
腹を立てたらしく3人の内の1人の子が
手を振り上げた。
あ、ヤバい!ぶたれる!?
明日も撮影あるのに
腫れたりしたらどうしよう!?
あたしは咄嗟に目を瞑った。
《パンッ!》
乾いた音が、校舎裏に響いた。