Diva~見失った瞬間から~
「あんた等、相当な馬鹿なんじゃない?」
「「「……!?」」」
「その子がモデルやってるって
分かって言ってんの、それ?」
サラサラと言葉が奏乃の口から
出てくる。
切れた奏乃は中々饒舌だ。
「この子の顔に傷付けて、
仕事駄目にして?
その被害額、あんた等の
小遣いで払えるとでも思ってんの?」
「「「………あ…。」」」
綺麗な顔で言われるキツい言葉は、
ホントにキツいだろうな。
「それか、
この子があんた等のこと調べて、
事務所の社長にでも言ったら
どうなると思う?家族共々、
一気に路頭に迷うんじゃない?」
いやいや、奏乃。
それは流石に大袈裟だと…(・・;)。
「…ヒッ…。」
3人の内の誰かが、声を漏らす。
1人は今にも泣きそうだ。
「あんた等は今、
どうするべきだと思う?
自分で考えて行動してみなよ。」
か、奏乃…カッコいい。
カッコいい…けど、怖い…(汗)。
「「「……。」」」
3人が、あたしの前に来た。
え、何?