Diva~見失った瞬間から~
未来章
♯朝日♯【side奏乃】
「……ん…。」
閉じている瞼の向こう側から
眩しい光を感じた。
目を明けると、
閉めたカーテンの隙間から
眩しい朝日が漏れる。
寝起きの私には朝日が眩しすぎて、
私は身をよじらせて横を向いた。
「………クスクス。」
思わず笑いが漏れた。
私が顔を向けた先には、
寝息を立てる葉月。
「んー…。」
そして、私と葉月の間には
私と葉月の愛の証が可愛らしく寝てる。
あぁ、私今、凄く幸せだ。