Diva~見失った瞬間から~

「歌音…可愛いね。」

可愛らしい寝息を立てる歌音は、

もうじき5歳になる。


早いものだ。

歌音が生まれてもう5年も経つのか。


「可愛いって…

そりゃ奏乃の子だからな。」


「私は葉月の子だからだと思うけど…。」


「んじゃ俺達の子だからだな。」


「あ、そうだね。」

自分の子供って、

こんなに可愛いものなのか。

知らなかったな。


「今日はたまの休みだし、

寝れるまで寝てようよ。」

出来るなら、もう少し。


「それも良いな。」

この幸せを、味わいたい。


「お休み、葉月。」




            ♯朝日♯ end
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