Diva~見失った瞬間から~
第3章
♯報告♯
「………奏乃さん。」
「………………………………はい……?」
今日は火曜日。
蒼空君の誕生日の次の日。
毎年の様に、時鶴が私の机まで来て、
「昨日楽しかったね~♪」とか
言われるのかと思ったのだが。
何故か今年は違っていて………。
「………奏乃さん?」
「え、いや…はい?」
何故か窓際に
追い詰められています(゜Д゜;)。
目の前の時鶴が未だかつて見たことの
無い程の真剣な顔をしている(汗)。
「「…………。」」
……しばしの沈黙。
沈黙が続く間、時鶴は一瞬として
私から視線を外さず、
ただジッと見ていた。
「………な、何?」
流石に耐えられなくなった私は
時鶴に聞いた。
「………。」
「………?」
いや、マジで何。